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2018年6月に新しく就任した森田展弘理事長のインタビューをご紹介します。

■地域の皆さまから笑顔をいただける信用金庫を目指します
——理事長に就任されてまもなく半年になりますね。
理事長就任以降、お取引先へのご挨拶まわりをさせていただいているのですが、地域の皆さまの力強さを感じると同時に、当金庫を応援いただけることにあらためて感謝の念を強くしています。また、地域金融機関の経営トップとしての責務の重みを実感しているところです。おかげさまで、この上半期の業績は順調に推移しておりますが、引き続き安心してお取引をいただけるよう、また、地域にとって頼りがいのあるパートナーになれるよう、「考動」していきたいと思います。

——まもなく創立100周年という大きな節目を迎えます。
創立100周年を迎える2022年に向けては、長期ビジョン「磐石な100年金庫(伝統と地域に根ざし、継続的に発展する信用金庫)」を策定し、これに向けて着実に各種施策を展開してまいりました。現在は、この第3ステージとして、「変革の実行」をテーマにした「第3次『絆の強化』3ヵ年計画」を推進しています。この3ヵ年計画の2年目に理事長交代となりましたが、その基本方針は変えることなく実践していく考えです。すなわち、「3つの約束(絆の強化、お客さま目線、スピード)」をしっかり実践することにより、地域の皆さまに「しんきんかん」を抱いていただくことを目指しています。
これをより具体化するために、理事長就任に伴い、あらたに「地域の皆さまから笑顔をいただける信用金庫を目指す」をスローガンに掲げました。この「地域の皆さまから笑顔をいただく」というのは、言葉で言うのは簡単ですが、実現することは非常に難しいことではないかと思っています。実は、このスローガンを掲げるにはとても勇気が必要でした。

——まさに高い目標を掲げられたことになりますね。
そのとおりです。今、営業店の職員に向けては、店頭での親身な対応はもちろんのこと、営業店長や渉外係の訪問活動の強化などを指示しています。その前提として、まず自分たちが笑顔となれるよう、手鏡での笑顔チェックをはじめとする「笑顔増産運動」を展開するとともに、「笑顔を咲かせるための6つのポイント」の徹底を図っているところです。

■「日々是好日」と「和顔愛語」の思いを胸に
——人口減少や少子高齢化など地方経済の縮小が懸念されるなか、お客さまが地域金融機関に求めるものは、時代とともに変化しています。
金融緩和政策の長期化、コンビニやネット専業銀行など他業態からの参入、フィンテック(IT技術を駆使した金融サービス)の波など、業界を取り巻く環境は急激な変化が進んでいます。当金庫としても常に新しい情報を感知し、お客さまのニーズに合った提案ができる体制を整えていなければなりません。先般、ニュースリリースをさせていただきました、QRコード決済サービスを展開する㈱Origamiとの提携も、その一つです。キャッシュレス化の動きは、国内ではまだこれからの段階ですが、お客さまの事務負担の軽減という面のほか、販売促進という面でも、せっかくのビジネスチャンスを取り逃がさないよう、新しい決済手段を提案するものです。また、この“Origami Pay(オリガミペイ)”は、中国人向けの決済手段である“ALIPAY(アリペイ)”とも連携していますので、ラグビーワールドカップ日本大会や東京オリンピック・パラリンピックを控えるなか、外国人旅行者の増加にも対応できることになります。

——中小企業への支援策にも積極的ですね。
資金調達や財務体質に関するご相談にとどまらず、販路開拓、事業承継、人材確保など、経営者の皆さまの悩みは多岐にわたっています。当金庫では企業サポート部と営業店がタッグを組み、お客さまの様々な夢やニーズに応じたご提案をしています。さらにチャレンジ意欲旺盛な起業家の方への創業支援にも力を入れていきたいと考えています。こうした取組みを通じて、より強く「しんきんかん」を広めていきたいと考えています。

——座右の銘をお聞かせください。
いくつかありますが、その中から「日々是好日」と「和顔愛語」をご紹介させていただきます。まず「日々是好日」は、日々刻々と起きる出来事に対して一喜一憂するのではなく、何事も「いまこのときにしかできない経験をさせてもらっている」と捉え、何が起ころうと、いつだって「好日」と考えることで豊かな人生がおくれると説いた禅語です。もうひとつの「和顔愛語」は、いつも柔らかな笑顔を浮かべている人には、その笑顔に引き寄せられ、さらに笑顔の“花”が咲くという言葉です。まさしく「笑顔を咲かせるための6つのポイント」に通じるもので、とても大切にしている言葉です。

 

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大分みらい信用金庫 理事長