ノーコード開発で多くの実績を重ねてきた女性SEを
手もとから見つめてきた長年のパートナー

DX機運の高まりやIT人材不足を背景に、高度なプログラミング知識がなくても画面上の操作だけでシステム構築が可能なノーコード開発が注目を集めています。人手不足や業務効率化が急務の中小企業にとって、現場に合った仕組みを迅速かつ低コストで導入できる手法として存在感を高めています。
中津市に本社を置く株式会社システムエンハンスは、ノーコードによる開発を提供するシステム会社です。代表の中山碧氏はNECグループで13年間にわたりシステム開発に携わっていたキャリアの持ち主。まだインターネット黎明期であった10歳の頃からプログラミング技術を習得していた、いわばデジタルネイティブ世代の先駆けとしてITの現場を歩んできました。 「大学でプログラミングの基礎を体系的に学びなおし、就職後は既存のシステムを向上させるプロジェクトの現場で実践力を磨きました。同じSEである主人の出身地・中津に転居してからは、フリーランスのSEとして各種案件を受注しながら、退職前から設立していた法人で、システム開発事業を開始しました」

同社が最初に手がけた案件は、『九州大家の会』のオンラインサロン構築です。自らも個人事業主として大家の経験を持つ中山代表ですが、それまでFacebookで行っていた会員同士のコミュニケーション機能を使いやすくし、会員承認機能や自動会費決済機能を実現させました。
以降、システムエンハンスはノーコードツールを活用したシステム開発を提案しながら、実績を着実に重ねてきました。
「長期間、高コストを要していたプログラミング開発も、ノーコードであれば大幅に縮小できます。たとえば開発に1年を費やしていたシステムを3ヶ月で完成させた事例もあります。ユーザーに応じたカスタマイズ性も高く、幅広いニーズに対応できます」
専門知識を学ぶことなく、簡単に取り組めるノーコード開発は、子育て中の主婦が自宅で作業することも可能です。担い手の裾野も着実に広がっており、同社も全国各地のノーコード開発者と契約を結んでいます。当然、実務に応じた設計や運用の視点は必要であり、開発者とはこれまでの実績を活かした伴走型体制でクライアント企業の課題解決を実現しています。

「不動産業務に詳しい開発会社として評価をいただいてきた当社ですが、この度、AIを活用した不動産営業ツールも開発しました。このツールを用いて、引き続き業界の発展に貢献しようと、2025年12月に新しく株式会社Propitaを立ち上げました」
常に一歩先の未来を考えてきた中山代表のデスクには、長く使い込まれたであろうマウスが目に止まります。
「起業前から馴染んできたツールで、私の長年のパートナーともいえますね(笑)」
手に馴染む小さな相棒と共に、中山代表の挑戦は続きます。

profile
株式会社システムエンハンス
代表取締役 中山 碧 氏
(如水支部会員企業)