大分名物「ニラ豚」発祥の人気店で満腹満足
(王府[ワンフー])
昭和の大阪万博開催の翌年となる1971年に開業した、地元民では知らぬ人のいない有名店「中国料理 王府」。開店から閉店まで客足が途絶えることはなく、店内は老若男女問わず多くの人で賑わっています。
一目で中華料理店と判別できる、「これは絶対美味しいお店!」とわかる店構えです。取材にあたり、お昼の営業開始前のお店をのぞいてみました。

堂々とした風格のある外観のガラス扉を開けると、想像以上に広々とした空間が広がっています。
ザ・中華!といった風情の赤い円卓席のほか、奥には宴会席もあります。ピカピカと磨かれた清潔な店内には、鉾、書画、陶磁器、掛け軸など美術品が、店内のあちこちを彩っています。
とはいえ、かしこまった雰囲気ではありません。設置されたテレビでは野球中継が流れ、気取らない空気が流れる空間です。元気のいいお姉さんと、厨房からの調理音が心地よく響き、静かすぎず、うるさくもなく、丁度いい塩梅といえます。

注文するとおよそ3分という超スピードで提供されるのは、名物料理「ニラ豚」定食。「ニラ豚」は大分の郷土料理として知られていますが、実はこの店が発祥といわれています。

大量のニラとシャキシャキのキャベツ、豚肉の脂が、甘め・濃いめのタレと混ざり合う絶品グルメ。ひとくち食べると次、もうひとくち、また次!と、止まらなくなること必至です。創業当時からの大人気メニュー、お店を支えてきた味は裏切りません。
「単品よりも定食で頼む方多いですね」との言葉通り、このニラ豚にはご飯が必要不可欠。白飯に乗せて頬張る、もしくはかきこむのが大正解です。いくらでもご飯が食べられる魔法のおかず、ここにあり。

もうひとつの名物「ニラチャン」は、しょうゆベースのスープにニラ豚がタップリ。器のふちギリギリまでなみなみ注がれたスープと具に、思わず笑みがこぼれます。ニラとキャベツ、豚肉がゴロゴロ入っており、丼の真ん中には、ぷるっぷるの半熟卵(温泉たまご)。たまごのちぢれ麺を「ずぞぞぞぞ〜」と一気に吸い上げれば、口に幸せが広がっていきます。

店内をよく見ると、「ニラ豚あります」の張り紙がありました。大分県産ニラのPRに大きく貢献しているようです。
熱烈なファンが通い詰める、行列当たり前の老舗町中華。大分市民でなくとも、一度は足を運んでおきたい名店です。

profile

中国料理 王府
(高城支部会員)
【中国料理 王府】
■住所 大分県大分市高松東1-3-1
※地図
tel:097-558-3044

■営業時間
11:00~14:30/17:00~21:00
■定休日 火曜
■URL なし