写真 : スマホから照明をオンオフするアプリの画面とスイッチの写真

スマートな生活に憧れる藤野です。
我が家では、リビングの照明をリモコンで操作し、座ったまま点灯・消灯できるようにしています。さらに数年前からは、Amazonのスマートスピーカーと赤外線リモコンに対応した「スマートリモコン」を導入し、音声操作で照明のオン・オフを切り替えられるようにしました。

「アレクサ、電気をつけて」「アレクサ、電気を消して」と話しかけるだけで照明を操作できるのは、特に冬の寒い時期には重宝します。

しかし、この「スマートリモコン」には弱点がありました。それは、うっかり壁のスイッチに触れてしまうと、スマートスピーカーからの操作を受け付けなくなってしまうことです。照明の制御は大元の壁スイッチに依存しているため、そちらで操作すると、スマートスピーカーからの指示が反映されなくなるのです。

普段は壁のスイッチに触れないように気をつけているつもりですが、長年の習慣はなかなか抜けず、ついスイッチに手が伸びてしまいます。便利なものは、やはり一癖あるということですね。

この春から、大分のまちなかに新たな生活拠点を設けることになり、設備を一新することにしました。そこで、最新のスマートホーム設備の導入を検討することになり、まず、照明の制御方法について考えました。

現状の「壁スイッチにうっかり触ってしまう問題」を解決できるような機器を探したのですが、照明のIoT(Internet of Things、モノのインターネット)分野はまだ発展途上であり、世界的に規格が頻繁に更新されているようです。

設備を仕様決定する期限が迫る中、思い切ってPanasonicの「リンクプラス」という規格の照明スイッチを導入することにしました。これは、壁の照明スイッチにBluetoothリモコンの機能を追加し、スマートフォンのアプリから照明を操作できるというものです。

「リンクプラス」では、壁のスイッチとスマホアプリのどちらからでも照明のオン・オフが可能です。価格は通常の壁スイッチよりも高くなりますが、1つあたり1万円強なので、手が届かないほどではありません。

スマホからスイッチ自体を遠隔操作できるため、壁スイッチとアプリのどちらから操作しても照明のオン・オフを切り替えられ、我が家の「壁スイッチにうっかり触ってしまう問題」は無事に解決しました。

「リンクプラス」は既存のスイッチと見た目が変わらないため、スイッチ1つからでも交換できます。ただし、設置には電気工事士の資格が必須です。費用対効果を考えると、家を新築するタイミングで導入するのが賢明でしょう。

というわけで、新拠点の照明スイッチのほとんどを「リンクプラス」に交換しました。ただし、普段人がいないクローゼットなどには「リンクプラス」は導入せず、「人感センサーライト」を取り付け、人の出入りに応じて照明が自動で点灯・消灯するようにしました。

これで、スマホから家中の照明をコントロールできるようになり、非常に快適になりました。外出時には、スマホからすべての照明を「オールオフ」にすることも可能です。

照明の制御がスマホでできるようになったので、次は「スマートスピーカー」との連携に挑戦したいと考えています。さらに、最新の「ミリ波センサー」を導入し、部屋の中の人の位置を自動的に検知して、照明を自動制御できるようにしたいです。

今後の進捗についても、いずれご報告させていただきます。

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藤野 幸嗣
ふじの・ゆきつぐ:1953年生まれ、大分のまちなかに在住。散歩、自転車のポタリング、そしてネットの逍遙が好きです。
好奇心を旺盛に、スマホやネットを使いこなして楽しく暮らす、「大分はニューヨークよりも面白い」が信条。