「トリニータ・ビジネスクラブ(仮称)」の立ち上げについて
猛暑もようやく和らいで、朝晩は秋の気配を感じるようになりました。
暑さのぶり返しが身体に一番こたえますから油断は禁物ですね。
最近では、秋の期間がぐっと短くなって、気づくと急に寒くなって、「もう冬?」ということも多くなっています。いずれにしても、健康第一で行きたいものです。
さて、トリニータですが、今多くの皆さんの中には「まだいける、ここからが勝負、夢を信じる」的な思いと、「不安・不満・失望」の気持ちが交錯しているのではないでしょうか。
本当に、ここからです。
私たちフロントも、今シーズンはもちろんですが、来シーズンに向けても、企業内整備・予算シミュレーションなど着実に始めています。みなさんと一緒に「歓喜の秋」を迎えられるよう精一杯努力してまいります。是非とも最後の最後までのご声援を重ねてお願い申し上げます。
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前回も少し触れましたが、現在トリニータでは、県内企業経営者のみなさま、さらには次世代を担う「経営者候補」のみなさまを結びつける「プラットフォーム」づくりを議論しています。
検討段階ではありますが、少しその内容についてお知らせしたいと思います。
━━「大分トリニータ ビジネス・クラブ」(仮称)━━
Jリーグは今年で創立から25年を迎え、あらたなテーマを持って動き始めました。
「Jクラブを知ってもらう・支えてもらう」から、「Jクラブを使ってもらう」「Jクラブと共に成長していく」段階へのステップアップと言ってもいいと思います。
大分トリニータもこの動きの一環として、以前からご要望の多かった、「地場企業交流の場の創出」に取り組んでいきたいと思っています。
従来型の「企業交流」と言えば、経営者同士の名刺交換、食事会やゴルフなどの親睦に重きが置かれる傾向にありました。みらいしんきん同友会活動の一部も通ずるものがあり、これはこれで重要な役割を果たしていると思います。
そこで、大分トリニータが企画する活動は
「企業同士が学ぶ・ディスカッションする」ことを通じて、
「次世代の経営者、若い人材の育成」に取り組むものであります。
将来を見据えた企業経営課題を真正面からとらえ、それらについて「若くて、旬な成長・ベンチャー企業経営者」を、東京中心に各地から招聘いたします。
経営者の方はもちろんですが、将来を託す次の世代の方々にもぜひ参加していただきたいと思っています。
現段階での開催概要は以下の通りです。(詳細決定は11月ごろを予定しています)
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【テーマ】
学び、ディスカッションし、応援し、交流し、共に発展する!!
【開催日・回数】
年間10回程度(トリニータホーム・ゲーム開催時)
【場所】
大分銀行ドーム 会議室ならびに貴賓室
【プログラム概要】
・毎回1テーマ、経営者の関心の高いテーマを選び、各界の第一人者・若い経営者を講師として招聘
・講演+ディスカッション+質疑応答 (およそ100分)
・トリニータの試合観戦(90分)+貴賓室での飲食・交流
【参加費用】
現在検討中。「経営者様+1~2名」の参加を可能にする「法人会員」形式を検討中
【主な講演テーマ】
《人・組織》
・「人手不足」時代における、採用戦略と実務(工場労働者、外食・サービス業従事者、外国人など)
・「働き方改革」の時代に合ったマネジメント・人事制度
・ワークシェアリングやテレワークの上手い使い方
・「ガンコなシルバー世代」を組織で活用するには? 等
《マーケティング》
・SNSを活用したマーケティング
・ホームページをもっと魅力的に、営業活動につなげるために
・「ローカル」であることをブランドに、強さにするために
・「商機・勝機はインバウンド客」、何をすれば儲かる?
・名も知らぬ街や店が「外国人」にバカ受けする仕組み 等
《システム化・省力化・AI》
・いつまで「手入力」「紙」を使い続けますか?「事務職」が消える日も近い?
・IT化って、思っているほど高くなければ、難しくもない。AIで会社が生き返る。
・IT人材を社内に抱えることこそ、競争力の原点になる・・・AIは誰の手に?
【事業拡大・承継】
・大分はアジアの企業とどう向き合うべきか、戦うのか共存か?勝機はどこだ?
・本当にこの事業を続けていけるのか? 外部からの人材招聘の可能性とは?
・縮小する市場と地域での「生き残り戦略」とは?
その他、多数のテーマ・トピックを用意しております。
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地域の成長なくして、未来はない。
未来は若い人たちの手で創らねばならない。
そのために現経営者・企業人は、次世代経済活性化のための準備をしなければならない。
大分トリニータのチャレンジが、小さな一歩につながることを信じて前進してまいります。
引き続きよろしくお願いします。