2025年4月13日から大阪・関西万博が開催されます。場所は大阪湾に浮かぶ人工島の一つ、夢洲(ゆめしま)。来場者数は2,820万人を想定しているそうです。
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、2030年に迫る、持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献を目指しています。
前回の“大阪万博”(正式名称は日本万国博覧会)が開催されたのは1970年。日本で初めての万博には77 カ国が参加し、3月から9月までの183日間で、なんと6,422万人が来場しました。この記録は、2010年の上海万博まで破られることがなかったそうです。
※ガンバ大阪の試合を観に行くたびに拝む、吹田市の万博記念公園に残る太陽の塔。塔内の見学もおすすめです
1970年は高度経済成長期。その頃の日本がどれくらい弾んでいたのか私は知りませんが、当時独身だった父が「大阪万博には商店街の旅行で2回行った」と話しているのを聞いた時は、「ごきげんな時代だな」と思いました。

2018年、大阪あべのハルカス美術館に展示された初代〈黄金の顔〉。199293年に大規模改修工事を行なった際、鉄板から現在のステンレス板の顔に交換したそう
そして2025年の大阪・関西万博。公式キャラクターは「ミャクミャク」です。

賛否が分かれる個性的なルックスは、公式によると「細胞と水がひとつになったことで生まれた、ふしぎな生き物」とあり、さらに赤い部分は「細胞」で分裂・増殖し、青い部分は「清い水」で流れるように姿を変えられるそうです。
シンボルマークとの親和性も抜群な「ミャクミャク」に一目惚れした私は、「ぬいぐるみが発売された暁には、必ず手に入れなくては」と妙な義務感に駆られていました。

しかし公式通販サイトで販売がスタートすると、ものの数秒(これホント!)で売り切れ! この度やっと、抽選販売で購入権をゲットしました。
デザインについては、最初に万博のシンボルマーク(ミャクミャクの赤い部分)が決まっていたので、それに愛らしい体が付いた感じです。シンボルマークが45度ほど回転し、顔として可愛くなりました。実はしっぽにも目が付いています。

開催まであと1年7カ月に迫っている現在、聞こえてくるのは高額な入場料や会場整備の遅れなど、ネガティブな話題ばかり。特に、来年から建築業界に適応される残業上限規制の適応除外要請など、おおよそ“いのち”を掲げた万博とは思えないような話まで囁かれています。建設は間に合うのでしょうか。
そういえば、2012年に事前取材で行った韓国の麗水(ヨス)万博。開幕まで1カ月を切った状況なのに絶賛建設中でしたが、予定通り5月12日に開幕できたようです。
 ※20124月下旬に訪れた、建設途中の麗水万博

麗水万博については、その内容より行きの博多で2万円を落としたショックの方が大きく、正直気も漫ろでした。2025年の大阪・関西万博では、ぜひ万博という歴史あるイベントのパワーを、直に感じてみたいです。

ちなみに2万円は警察署に届けられていて、帰国後手元に戻ってきました。やっぱり日本ってすごい!

※メインビジュアルは、大阪・関西万博のミャクミャクと、麗水万博のヨニ(右)とスニ。お金は落としても、ぬいぐるみは購入していた

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相原 利衣子
あいはら・りえこ:宮崎県都城市出身。大分市在住。株式会社Oulu(オウル)編集者、プロデューサー。大分の出版社で22年雑誌制作に携わり、2021年に編集プロダクション「Oulu」を設立。webメディアや新聞、パンフレットなどの紙媒体から、パッケージやグッズなどのプロダクトデザイン、ラジオ構成作家まで、「丸投げ、よろんで」の精神で活動中。趣味は飲酒、飲食全般で、初対面の人とも陽気に酒を酌み交わせるのが特技です。